運動習慣者を持つ高齢者のロコモ度テストからわかったこと

日記
09 /20 2017
メタボ&ロコモ研究会で事務局を担当しています、坂手です。お恥ずかしながら、初の投稿です。

今年の6月に、神奈川県内で定期的に運動を実施される60〜80歳代の計64名の方を対象に、ロコモ度テストを行いました。
ロコモ度テストとは、移動能力を確認するためのテストであり、「立ち上がりテスト」「2ステップテスト」「ロコモ25(下肢、腰などの痛みや生活の中での移動の困難さを聞く質問紙)」から構成されています。(詳しくはロコモチャレンジのHPをご参照ください。)
ロコモ度テストは、その結果より、ロコモ度1とロコモ度2に判定できます。立ち上がりテストでは、片脚で40㎝の高さから立ち上がれない、2ステップ値(=2ステップ値/身長)が1.3未満、ロコモ25の結果が7点以上の場合、ロコモ度1となります。また両足で20㎝の高さから立ち上がれない、2ステップ値が1.1未満、またロコモ25の結果が16点以上の場合、ロコモ度2となります。
その結果、立ち上がりテストのロコモ度1の該当率は全体の29.0%、ロコモ度2が4.8%でした。2ステップ値では、18.5%、ロコモ度2は3.1%、またロコモ25では、それぞれ、43.6%、9.1%でした。

以上より、該当率は、体力面をみる2ステップテスト、立ち上がりテストによる結果に比べて、質問紙のロコモ25で高いことが分かりました。これは、運動習慣を持つ高齢者では、腰、腕、下肢などに痛みを感じている人や生活の中での移動に困難さを感じている方が多いものの、ロコモに該当するほどの体力的な変化には至っていない状態の方が多いのかもしれません。この点は、更なる検討が必要であると考えています。

運動習慣を持つ高齢者においても、約半数がロコモと判定されていたことは大きな発見でした。
今後も引き続き、ロコモ予防のための様々な対策を検討していきたいと考えています。
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ロコモ&メタボ研究会

ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドロームの予防に関する研究と実践をめざすフォーラムです。